戸建て注文住宅の受注について
2020年4月の緊急事態宣言前に、10年以上持っていた事務所を引き払いました。
事務所空間の壁四面のうち一面全体が公園の緑の借景という、僕にとっては贅沢な空間を手放すことは、後ろ髪を引かれる思いでした。しかし、お仕事のご相談が関西圏以外も増えてきたこと、元々旅が好きで、それほど事務所に居ないことから決断しました。さらに移動中にふとインスピレーションが湧くことが多いのも、大きな理由です。
こうして設計事務所に良くありがちな書籍、書類、カタログ、模型だけでなく、事務所も引き払いました。そして私は、日本ではまだ怪しいと言われることもある「バーチャルオフィス」に席を置いています。
これも、より自由でクリエーティビティーが発揮できる環境に身を置きたい、何かを得るには何かを手放さなければならないという思いからでした。
コロナ禍でライフスタイルもワークスタイルも大きく変わってきています。
今、私の事務所では常駐スタッフは置かず、クラウドでプロジェクトチームを組んでいます。出来る人に出来る事だけを、出来るボリュームだけでやり取りをしており、予想以上にお互いストレスが無く楽しく仕事が出来ているのです。
建築業界は慣習が古く、IT系や他のクリエイティブ系の方のお仕事の仕方を羨ましく観ていました。それが今、憧れていたお仕事の方法に近づいています。結果、フィーリングの合う方とお仕事が出来ており、非常にありがたいなと感じています。
今後は更にフィーリングを大切にして、いかに数をこなすのかでは無く、いかにじっくりと本質に向き合えるか?そんな生き方をしていきたいと思っています。
スローライフ、スローアーキテクトを目指して。
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[今後の受注予定] ※ 相談会は受付しております。
新規契約 から プランご提案は3ヶ月後〜
2021年内のご提案は、残り1枠
2022年 年内 受注 残り2枠
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お読み頂きありがとうございました。皆様とのご縁をお待ち申し上げます。